SNSの創設者が先ごろ世界経済フォーラムで発言し、「Twitter外交」の現状について紹介した。Twitterを使用している国家首脳の数は現在62人に達している。Twitterは既に最新かつ活発な外交メディアとなっており、国際的な交流で独特の役割を果たしている。北京晨報が伝えた。
ロシアのメドベージェフ大統領は発言は多くないものの、写真を載せるが好きだ。氏は先ごろ、領土の争議のある国後島を訪れた後にも発表し、撮影した写真を掲載して「ロシアには美しい場所が多い。ここは国後島だ」と述べた。日本当局は速やかに東京に駐在するロシア大使を呼び出している。
Twitterが最も活発な指導者が最も多いのはラテンアメリカだ。同地では大統領や首相9人が相互にTwitterを「フォロー」しており、ベネズエラのチャベス大統領が最も熱心だ。米国のオバマ大統領もTwitterを使っているが、自分で書いているのではない。朝鮮の金正日氏もTwitterを利用している62人の国家指導者の一人だ。
Twitter外交は多くのおもしろい情報ももたらしている。現実の世界と同様、オバマ大統領とメドベージェフ大統領はTwitterでも互いにフォローし、またメドベージェフ大統領とオバマ大統領のTwitterはいずれも英国のキャメロン首相をフォローしている。140文字の簡単なTwitterを通じて、この3人の指導者はオバマ大統領が冗談混じりに語るように直接秘密外交を行うことができる。「ホワイトハウスのホットライン(各国指導者と直通の電話)はもう長い間使われていない。」
更新頻度でチャベス大統領のTwitterが更新スピードが早く、多くは2、3日以内に更新されている。オバマ大統領とチャベス大統領のスピードは他の首脳に比べて早く、オバマ大統領のTwitterの最新画面では多くの書き込みの発表時間がわずか数時間おきだ。
オバマ大統領が最も人気
ブログ利用者への注目は受動的な状態にあり、書かれた内容が伝播される人数ははっきりしないのに対して、Twitterのフォローはより能動的だ。最も人気のオバマ大統領の場合、400万人以上がフォローしている。
次がイギリスのブラウン首相で、Twitterは退任後に使用停止になっているものの、在任時のフォロワーが174万人以上に達し、現在でも高い人気を集めている。続いてラッド首相がフォロワー92万人で3位。人気が最低なのはスペインのサパテロ首相で、フォロワーは187人しかいない。
言語上の制約から、非英語圏国家の首脳はTwitterで人気を集めるのは難しい。彼らのフォロワーは一般に1万人以下で、メルケル首相のドイツ語Twitterはわずか8748人のフォロワーしかいない。