■「東海岸時代」に突入
海南東環高速鉄道の開通に伴い、不動産市場の構図も塗り替えられる。同鉄道の経由する15市・県はいずれも東海岸にある。関係者は、海南島の不動産市場は「東海岸時代」に突入すると指摘する。
海口から三亜までの595キロの黄金の海岸線に、すでに数十億潤オ百億元の観光不動産プロジェクトが立ち上げられており、雅居楽、中糧、万科など有名業者が名を連ねる。
海南省住宅・建設庁の史貴友改革・発展処長は「現在、海南省の不動産市場は比較的穏やかに発展している。東環鉄道開通後は、沿線の市・県がすべて島の一日生活圏に組み込まれる。これを背景に、沿線の文昌、瓊海、万寧、陵水は三亜や海口より住宅価格が安いことから、購入者が集まり、これらの市・県の不動産市場の発展が牽引される。だが三亜と海口の不動産市場への影響は限定的」と指摘する。また、不動産価格の変動について史氏は市場に委ねる考えを示した。
「人民網日本語版」2010年12月31日