国務院の李克強副総理は5日、中国スペイン企業家朝食会で挨拶し、中国・スペイン双方が総額75億ドルの政府合意およびビジネス契約に調印することを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
李副総理は次のように述べた。
われわれが今回ここにやってきたのは、スペイン側と一連の経済貿易協力合意に調印するためで、まもなく私は貴国のサパテロ首相とともに15件の合意の調印式に立ち会うことになっている。契約総額は75億ドルに上る。
われわれはスペインから数千万ドル分のオリーブオイル、ワイン、ハムを購入する。周知のように、1カ月後には、中国の伝統的な旧正月が訪れる。われわれはこれらの商品が中国国民の旧正月を祝う食卓に急速に上るようになることも期待している。われわれは今後も中国国民がスペインを観光したりレジャーで訪れたりして、スペイン独特の風情や風景を味わうことを奨励していく。
李副総理はスペイン政府の招待を受けて、現地時間の4日午後に首都マドリッドに到着し、3日間の公式訪問をスタートした。5日には中国スペイン企業家朝食会に参加した後、サパテロ首相、フアン・カルロス一世スペイン国王、ヒメネス・ガルシア-エレーラ外相と面会する予定だ。
李副総理は欧州3カ国を訪問する予定で、スペインが最初の訪問国であり、このあとドイツと英国を訪問することになっている。
「人民網日本語版」2011年1月6日