しかし、米国人の「中国が世界一」という見方は完全な善意によるものではないということを理解しなければならない。同記事は、「米国の政治家は、中国脅威論を得票に結びつけるのに長けている」としており、また、今回の両国首脳会談で焦点となるのは、「貿易、為替レート及び投資政策などの問題」と指摘している。
米「ワシントンポスト」紙が13日に伝えたところによると、米国は今回、最高レベルである公式訪問の待遇で胡主席を迎えるという。これはオバマ政府が胡主席の訪問を高く重視していることを表しており、また現在の中米両国関係の重要性が示されている。
米「Fox News」も同日、文章の中で、「米国のキッシンジャー元国務長官が極秘で中国を訪問し、米中関係の門を開けてから40年が経った。胡錦濤国家主席の今回の米国訪問は、中米両国の対話関係を引き続き構築し、未来へと前進するための道を描き出すだろう。中米両国は、貿易・通貨などの問題で意見の相違があるものの、両国の人々は両国首脳が今回の会談を通じ、問題を解決すべく努力し、両国関係を前進させていくことを望んでいる」と指摘した。
「人民網日本語版」2011年1月14日