ここ数年、コンテンツ配信サービスの流行により、アップル、アマゾン等の企業が次々とコンテンツ配信ストアを開始。これら店舗のダウンロード量の上昇により、レコード市場は低迷に追い込まれた。今年1月4日、音楽、書籍、ゲーム、DVDなどを扱う小売店チェーンのHMVは、販売業績の急速な落ち込みにより、2011年に英国の60店舗を閉鎖する計画を発表した。
「音楽媒体の変化傾向が逆転しない以上、これは音楽産業が必ず通る道である。残念に思うにしろ、時代の流れだと思うにしろ、このことについて、それほど感傷的になることはない」と摩登天空(モダンスカイ)の沈黎暉(シェン・リーホイ)総裁は語る。国内のカセットテープ市場はすでに消え、CD市場は部分的に残っているが、これから更に縮小されていくという。
ソニーはすでに事業の転換を始めている。このほどソニーはアップルの「iTunes」に対抗すべく、音楽配信サービス「MusicUnlimited」を開始。業務拡大のために、ソニーはワーナーミュージック、ユニバーサルミュージック、EMIミュージックおよび主要音楽出版社とコンテンツ使用許諾契約を結んだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月17日