余邦利氏は「高速鉄道プロジェクトの財務上の資金配分は安定しており、資本金の比率は総投資額の50%を下回ることはない。私たちは債務期間構造から将来的なキャッシュフローのバランスを十分に考え、プロジェクトの持続性を保証している」と紹介した。
中央政府、地方人民政府、鉄道部門内部からの資金支援以外に、中国の鉄道建設は投融資体制改革によって、民間資本からの注目も集めている。ここ5年間で、約122の民間資本が68の鉄道建設プロジェクトに投資、総投資額は1600億元に達した。
余邦利氏は、中国の高速鉄道は収益見込みが良好で、順調で持続的な発展が可能だと述べた。
すでに開通されている高速鉄道を見ると、その輸送量および収入は着実に伸びている。中国の高速鉄道は2007年4月に開通して以来、一日平均輸送量は22.3万人、2010年には80.4万人を達した。3年間の総乗客数は6億人を越え、2010年鉄道旅客輸送量は高速列車が開通した2006年と比べると、33.4%増加している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月17日