中国国家統計局の17日の発表によると、2010年12月の全国70大中都市の不動産販売価格は前月比で0.3%上昇し、4カ月連続の上昇となった。
前月との比較は、不動産価格の最新の動向をより明確に表す。中国は2010年、一部都市での不動産価格の速すぎた上昇を抑えるため、多くの不動産調整策を打ち出した。6月の70大中都市の不動産価格は前月比0.1%低下し、7月と8月は横ばいだったが、9月以降は続けて上昇している。
統計によると、12月の70大中都市の新築住宅販売価格は前月比0.3%上昇、中古住宅販売価格は同0.5%上昇し、上げ幅は0.2ポイント拡大した。
不動産価格は上昇し続けているが、不動産開発景気指数はやや低下している。12月の全国不動産開発景気指数は101.79で前月より1.41ポイント低下、前年同期より1.87ポイント低下した。
統計によると、2010年の全国の不動産開発投資額は4兆8267億元で、前年比33.2%増となった。うち12月は5570億元で12%増。2010年の全国の分譲住宅販売面積は10億4300万平方メートルで同10.1%増、分譲住宅販売額は5兆2500億元で同18.3%増だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月17日