商務部の姚堅報道官は19日に行われた定例記者会見で、2010年1-11月、中国は実物量3万5千トンのレアアース(希土類)を輸出し、輸出量は前年同期比14.5%、輸出額は同171%、それぞれ増加し、単価も同約130%上昇したことを明らかにした。昨年のレアアース輸出割当額は全体として前年比約30%減少したという。「国際金融報」が伝えた。
国土資源部はこのほど2011年第一号公告および第二号公告を出し、レアアースの国家計画鉱区および鉄鉱の国家計画鉱区のリストと範囲を初めて発表した。同部サイトによると、これらの措置は中国のレアアース資源や鉄鉱資源の保護と合理的な利用とを強化することがねらいという。「鉱産資源法」などの法律・法規に基づき、同部はこのほどイオン吸着型鉱床が集中的に分布する江西省コウ州に国内初のレアアース国家計画鉱区を設定し、パナジウム、チタニウム、磁鉄などの鉱物資源が集中的に分布する四川省の攀西地区に国内初の鉄鉱国家計画鉱区を設定した。
レアアース国家計画鉱区は▽竜南重レアアース第一計画鉱区▽竜南重レアアース第二計画鉱区▽尋烏軽レアアース計画鉱区▽定南中レアアース計画鉱区▽コウ県(北)中レアアース計画鉱区▽コウ県(中)重レアアース計画鉱区▽コウ県(南)中レアアース計画鉱区▽安遠中・重レアアース計画鉱区▽信豊(北)中レアアース計画鉱区▽信豊(南)中・重レアアース計画鉱区▽全南中レアアース計画鉱区、の11カ所からなる。鉄鉱国家計画鉱区は▽攀花枝パナジウム・チタニウム・磁鉄鉱物資源国家計画鉱区▽白馬パナジウム・チタニウム・磁鉄鉱物資源国家計画鉱区、の2カ所からなる。
*コウ:左側は「章」、右側は「のぶん」の下に「貢」
「人民網日本語版」2011年1月20日