中国国家統計局は20日、2010年の中国国民経済運営状況を発表した。発表によると、中国の2010年の国内総生産(GDP)成長率は10.3%となり、CPIは3.3%の上昇となった。
2010年の年間GDPは39兆7983億元で、実質伸び率は前年比で10.3%となり、2009年を1.1ポイント上回った。四半期ごとのデータを見ると、第1四半期のGDP成長率は11.9%、第2四半期は10.3%、第3四半期は9.6%、第4四半期は9.8%となっている。また、第一次産業の増加額は4兆497億元で伸び率は4.3%、第二次産業の増加額は18兆6481億元で12.2%増、第三次産業の増加額は17兆1005億元で9.5%増だった。
1.農業生産は引き続き安定した発展を維持し、食糧生産は7年連続の増産となる。
食糧総生産量は、前年比2.9%増の5兆4641万トンで、7年連続の増産となった。
2.工業生産安定的な伸びを示し、工業利益は大幅に増加。
一定規模以上の工業企業(国有企業または年間売上高500万元以上の非国有企業)の工業増加額は前年比15.7%増で、伸び率は前年を4.7ポイント上回った。