A株はなぜ中国経済とこれほど乖離しているのか

A株はなぜ中国経済とこれほど乖離しているのか。 2010年12月以降、世界の主要な株式市場が上昇を見せる中、中国株式市場は続けざまに暴落し、2カ月余りの間に上海証券取引所平均株価指数は16%下落した…

タグ: 中国 経済 株式 市場 乖離

発信時間: 2011-01-30 12:47:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家統計局はこのほど、2010年のマクロ経済運営に関するデータを発表した。2010年、全国のGDP成長率は10.3%、安定した成長を維持しており、ポスト金融危機時代の見どころとなっている。2010年12月以降、世界の主要な株式市場が上昇を見せる中、中国株式市場は続けざまに暴落し、2カ月余りの間に上海証券取引所平均株価指数は16%下落した。このように市場が弱気になっていることに対して、多くの投資家は困惑の色を隠せないでいる。資本市場が実体経済のバロメーターであるというなら、中国経済とA株のこの顕著な乖離は如何にして生み出されたのだろうか?

アナリストは今回暴落したの主な原因として、次の点を挙げている。

一、国際的な状況から見て、欧州債務危機が悪化し続けたことで、リスク回避資金を米ドルに買い戻す動きが生まれ、結果的に米ドルの暫時的な上昇が世界の商品市場を襲うこととなった。それにより、2319ポイントからの上昇トレンドをけん引していた資源関連株が、市場の自信を揺り動かしてしまった。

二、国内の状況をみると、インフレ観測が通貨引き締め政策に対する市場の懸念を一層強めてしまった。インフレ抑制に対する中央銀行の決心が、ここ最近の預金準備率の引き上げと金利の調整に表れている。今後、資金の引き締めが予想される中で、ロングポジションは抑制を受けた。そのほか、インフレ抑制の予期も2010年の花形セクターである消費関連セクターの持続的な下落を引き起こし、市場に更なる打撃を与えた。

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