▽物価上昇の圧力は依然として存在
統計データによると、昨年12月のCPIは前年同期比4.6%増となった。昨年通年のCPI上昇率は3.3%で、政府目標の3%を0.3%上回った。
物価は昨年の経済における大きな注目ポイントだった。中国経済が絶えず回復・好転するに伴い、中国のCPIは2009年11月にマイナスからプラスに転じた後、2010年には次第にその伸び幅を増やした。党中央、国務院はマクロ調整に力を入れ、供給の増加、需要の調整、流通の保障、市場の調整、低収入グループへの補助金増加など、一連の措置を講じた。昨年12月のCPI上昇率は4.6%で、11月の5.1%に比べて大きく下がった。
馬健堂局長によると、今年は▽いくつかの先進国が量的緩和政策をとり、大口商品の価格が上昇する▽金融危機に対応するため、中国はここ2年、比較的多くの通貨を蓄積している▽労働力、土地資源などのコストが上昇する▽2010年から2011年への持ち越し効果が2.6ポイントほどある―などの点から、物価上昇がもたらされる可能性があるという。