「状況と見通し」によると、米国は第二次世界大戦後で最も長く、最も深刻な経済低迷から復興しつつあるが、復興ペースはこれまでになく遅いものとなっている。米国の国内総生産(GDP)成長率は2011年に金融危機発生前の水準に戻る見込みだが、雇用水準が完全に回復するには少なくとも4年がかかるという。
また「状況と見通し」は、一部の欧州国家の経済成長も低水準を維持するとみられ、かつ財政支出が急激に減少するため、一部の国は再び衰退に陥る可能性がある。日本の経済成長も明らかに鈍化すると予測する。
「人民網日本語版」2011年1月24日