上海市もGDPの年平均成長率を8%に引き下げ、構造調整、民生改善、エコ発展関連の指標を重視する姿勢を示している。
2010年の浙江省の域内総生産は2兆7100億元を実現し、過去5年間の平均伸び率は11.8%だったが、同省は2011年の成長目標を9%、向こう5年の年平均成長率を8%前後に引き下げた。
清華大学経済管理学院の白重恩副院長は、各地のGDP成長率目標の引き下げはすでに大局の赴くところになっているとし、「これは、中央政府が業績評価においてGDP成長率に重視する方針を変えたためで、指揮棒としての役目を果たしている。今後、人間開発指数(HDI)を経済・社会発展目標の1つにし、業績評価の際にこれがより配慮されることが望ましい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月27日