キャスター:今年の世界経済フォーラムの議題の1つは、どのように世界の中国への予期を調整し、どのよに中国経済の台頭を世界に理解させ、これを受け入れてもらうかということだが。
シュワブ会長:その通りだ。過去40年間、世界経済フォーラムを各国の対話の一つのプラットフォームにすることを目標にしてきた。世界経済フォーラムは政策決定機関ではない。しかし各国が政策を決定する前に、互いに理解し、信頼を築かなければならない。コミュニケーションを図ってはじめて目標を達成できる可能性が生まれる。政治家だけでなく、社会の基幹産業の専門家と十分に交流する必要がある。たとえば、ビジネス分野や学術分野の交流だ。そのため、今年のダボス会議に巨大で専門性の高い中国代表団が参加したことを非常にうれしく思う。代表団は政治、ビジネス、学術界などの専門家で構成され、多分野にわたっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月27日