このほか、日本の京都府でも中国観光客の呼び込むに向けた取り組みが進められている。京都市内の商店街などでつくるクレジット決済会社「KICS」は、2011年から「銀聯カード」の取り扱いを加盟店1千店舗以上で始める。決済ソフトや読み取り端末の調整がすでに進められている。
さらに、市内の商店街も受け入れ態勢を整えている。言葉の問題に配慮して、京都大の中国人留学生に協力を依頼し、各店舗で通訳スタッフとして立ってもらったり、中国人客に好まれる商品開発や接客方法を考えたりするなど、工夫を凝らしている。
また中国語の専用サイトも立ち上げ、商品紹介や京都の観光案内にも力を入れている。2月には、抽選で銀聯カードでの買い物が無料になるキャンペーンも実施する予定だ。
銀聯カードの海外ネットワークは2010年、104カ国・地域に増え、世界の主要地域と重要国に広がっている。
「人民網日本語版」2011年1月30日