興業銀行資金運用センターの魯政委シニアエコノミストは、今回の利上げとまもなく発表される1月のCPI指数に強い関連性があると分析している。魯政委氏の予測では、1月のCPI指数は5.3%を上回る可能性があるという。「中央銀行による利上げは『中央銀行は利上げをためらっている』という市場の予測を打ち破った」魯政委氏は、利上げが正常な周期で実施されることで、市場をけん引し、インフレの波を防ぐことができるとの見方を示した。
市場では、インフレ抑制ために、今後利上げ以外にも、預金準備率引き上げなどが実施されるという見方が強い。1月14日、中央銀行は2011年1月20日より金融機関の預金準備率を0.5%引き上げると発表した。この引き上げにより、金融機関の預金準備率は19%の歴史的高水準に達し、2011年、預金準備率は22%に達するとの見方も出てきている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月9日