交通銀行は興業銀行よりも高めに予測している。交通銀行金融研究センターの唐建偉上級マクロアナリストは次のように述べている。「これまでの動きから見ると、通常、年始の輸出規模は前年末よりも増加する傾向にある。また、海外市場の需要からみると、ヨーロッパ、アメリカ、日本など先進経済体は緩やかな回復傾向を見せており、景気の底打ちが輸出を短期間で急激に悪化させる可能性は極めて低い。したがって、1月の輸出は前年同期比23.2%増と設定した。」
東方証券は更に高い24.5%増との予測を発表した。東方証券によると、現在、アメリカ消費者の自信が強まっており、個人消費の支出は金融危機前の水準まで近づいている。また、やや低めのインフレ率水準と持続的な経済刺激策により、経済成長が加速するという。このような状況のもと、中国の貿易には改善がみられ、輸出製品の価格水準も上昇する。また、昨年12月と比べ今年1月の輸出の基数が低く設定されたことで、輸出は急増するという見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月9日