動向4-中級車が新たな流行となる
重大な政策が出されるたびに、市場には勝ち組と負け組が生まれる。北京のナンバープレート発行制限も例外ではない。中国自動車工業協会の董楊常務副会長を含む業界関係者はこのほど、北京の自動車購入制限策は中下級車にとって追い風となるが、小型車は政策の影響を強く受けるだろうと指摘した。北京亜運村自動車交易市場の遅亦楓総経理は次のように分析した。「車両取得税優遇、買い替え補助金政策(以旧換新政策)、農民自動車購入補助政策(汽車下郷政策)、省エネ商品補助金などの優遇政策の効果が徐々に薄まる中、室内空間が広く、操作性に優れた中級乗用車が2011年の国内自動車市場のトレンドとなるだろう。」
また、遅亦楓氏は「北京の購入制限策により、消費者は今後自動車を購入することが簡単なことではないと意識するようになった。せっかく得た自動車購入の機会を無駄にしないためにも、消費者はメンツなどを考慮した上で、中型車を選ぶようになっている。」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月10日