中国独自開発の航空機C919、欧米の「許可証」取得へ

中国独自開発の航空機C919、欧米の「許可証」取得へ。

タグ: 中国 航空機 C919

発信時間: 2011-02-14 18:25:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

実際、昨年11月に広東省珠海市で行われた中国国際航空航天博覧会(珠海航空ショー)では、国産大型機の受注数は100機に達し、中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空、海南航空、国銀金融租賃有限公司や米国のGEコマーシャル・アビエーション・サービス(GECAS)社が第一期ユーザーとなった。受注の中心は国内航空会社であり、国産大型機が海外市場にスムースに進出できるかどうかについて、業界からは懸念の声も聞こえる。

ある資料によると、米国国内の旅客輸送量は世界の旅客輸送量全体の11.3%を占めて世界トップだ。2位は中国国内(同8.4%)、3位は欧州各国間(7.2%)、4位は米国-欧州西部間(5.9%)。言い換えれば、中国と欧米とはいずれも世界の大型旅客機の主要市場であり、航空機メーカーの主戦場でもあるということだ。

商用飛機の責任者は「今後、欧米や中国国内などからの注文が、われわれの販売の重点になる」と話す。またある業界関係者によると、国産大型機は座席数150席レベルの輸送用航空機で、このレベルの型式が世界で最も売れ筋のターボエンジン旅客機だ。ボーイング社の「B737」シリーズやエアバスの「A320」シリーズといったC919のライバルは、同レベル製品の市場ですでに圧倒的なシェアを占めているという。

中国のC919が市場競争に真に参入し、世界の民用機市場の重要な構成要素になることは容易ではない。このことを否定してはならない。とはいえ、中国という巨大な市場を後ろ盾として、国産大型機は競争相手と市場の争奪戦を繰り広げることに意欲を示している。

「人民網日本語版」2011年2月14日

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