▽重み構成の調整後、誤差が減少
同局の責任者によると、理論の上では、CPIの重み構成の調整は総合的な価格指数の計算に影響することになるが、影響する方向や影響の程度などは、重み構成の調整レベルによって決まり、また価格分類指数の高低にも影響されるという。重み構成の調整がデータに与える影響を理解するために、同局は関連データの試算を行った。
第一に、2011年の新たな重み構成と2010年のCPI八大価格指数を踏まえて、2010年各月の前月比と前年同月比の価格指数をそれぞれ計算すると、その結果はすでに公表された価格指数と基本的に一致し、誤差は小さいという。
第二に、2010年の旧重み構成と2011年の新重み構成で算出された八大価格指数を踏まえて、今年1月の価格指数を計算すると、前年同月比上昇幅は4.918%で、新重み構成で計算した前年同月比上昇幅の4.942%を0.024ポイント下回る。前月比上昇幅は1.070%で、新重み構成で計算した前月比上昇幅の1.021%を0.049ポイント上回る。重みの調整には人為的なCPI引き下げはみられず、一部のメディアによる、重み調整でCPIデータを0.3ポイント引き下げているとの報道は不正確なものであることがわかる。
「人民網日本語版」2011年2月16日