中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(総裁)は17日にフランスの首都パリで、人民元切り上げへの外部的な圧力には特に注意をはらっていないとし、中国政府は人民元切り上げペースを自ら決定すると述べた。「中国証券報」が他メディアの報道として伝えた。
周行長によると、中国金融市場の発展に向けて、レートシステムを改革し人民元レートの柔軟性を高める必要があるという。
あるデータによると、18日の銀行間外国為替市場の人民元の対米ドル基準値は1ドル=6.5781元で、2005年以降の最高を更新した。年初から同日までで、人民元対ドル基準値の記録更新は15回に及んだ。あるアナリストによると、今年の人民元の上昇幅は5%を超える見込みという。