今回の取引は、中国のファンド投資がますます複雑化するのに伴い、同公司の方針に変化が生じたことを示している。
2010年以降、同公司の海外投資のペースが徐々に加速し、今では不良債権の購入を検討するようになり、巨額の費用を支払ってかえって利益が縮小するという情況は今後変わっていくとみられる。同公司の高西慶総経理はこのほど、同公司では現在、発達した市場での投資が投資活動全体の85%を占めており、今後は徐々に新興市場での投資を増やすと述べた。
あるアナリストの見方によると、現在、日本の不動産市場が、特に東京の市場が復興し始めており、賃貸物件や空き物件が徐々に落ち着きをみせ、銀行は不動産業界への貸出業務を再び行うようになった。このような情況の下、市場の安定を待って不動産業への投資を行うことは、格好の突破口だという。
「人民網日本語版」2011年2月23日