世界経済は今、歴史的なモデル転換の時期、すなわち陸地経済から海洋経済への転換の時期に差し掛かっている。したがって、中国は海洋経済戦略を全面的に推し進める必要がある。さもなければ、中国は21世紀、歴史的大チャンスを逃すことになるだろう。香港『文匯報』が伝えた。
中国共産党中央委員会は「十二・五(第12次五カ年計画、2011-2015年)」計画の中で、「海洋経済の発展」という項目を正式に提起した。これは中央政府が国家戦略として、海洋経済の建設と国の振興に取り組むということを示しており、歴史的、発展的、現実的意味をもつ戦略決定だといえる。しかし、これだけでは不十分で、中国は海洋発展戦略の設定・実施に早急に取りかからなければならない。
海に向かえば発展し、海を背にすれば衰退する。これは歴史の発展の法則である。西側諸国も海洋を利用することで発展してきた。つまり、海洋経済・貿易、海洋軍事力を発展させることが、大国になる上では不可欠なのである。