ここ10年で中国が急成長を遂げると、アメリカはまたも中国の発展を抑制しようとしてきている。特に今年は、「アジア復帰」や「アジアをリード」などの旗印を掲げ、日本、韓国、オーストラリアとの軍事同盟関係の強化を称して、一連の騒動を引き起こしている。
また、第一列島線、第二列島線における軍事力を強化すると同時に、中国への包囲圏を縮小し、中国近海にまで手を伸ばしてきた。
中国の国防、経済、輸送、エネルギーの安全を確保するために、中国は海洋軍事戦略を早急に強化し、アメリカの中国抑制を主とした対中戦略、アジア戦略、世界戦略に対抗していかなければならない。海洋経済戦略と海洋軍事戦略を統合的、全面的、系統的な海洋発展戦略として設定・実施することが急務であり、一刻の猶予も許されない。さもなければ、中国は太平洋の世紀における歴史的チャンスを逃すことになり、また、偉大なる中華民族復興の過程を再び先延ばしにしてしまうことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月25日