温家宝総理は27日午前、新華網インタビュー室を訪れ、中国政府の公式サイト中国政府網と新華通信社の公式サイト新華網の共同インタビューに応じるとともに、ネット上で国内外のユーザーと交流した。
昨日行われたネットユーザーの対話で最初に寄せられた問題は「幸せの基準とは何か」。この問題に対し、温家宝総理は次のように述べた。「幸福についての理解と基準は人によって違うかもしれない。私もかつていかにして人々に尊厳と幸福を与えるかについて語ってきた。しかし、以前の話を繰り返すことはしない。ただ、如何にして人々が心地よく、落ち着き、安心して暮らし、将来に自信をもてるようにするかとだけ言っておきたい」
温総理は、「十二・五(第12次五カ年計画、2011-15年)」に関連した対話において、民生問題を重視するとしたうえで、孫中山(孫文)の「民生とは社会の生存、国民の生計、人民の生命にほかならない」という話を引用した。そして、「十二・五計画の中で、われわれは特に民生を強調し、それを計画全体の出発点と帰着点にしている。庶民の暮らしをますますよくすること。これこそが、今後5年間で最も重要視しなければならない問題だ」と述べた。