『上海証券報』
「十二・五」主要目標24項目から浮かび上がる構造転換
「十二・五(第12次五カ年計画、2011~2015年)」期間中に設けられる主要な目標は24項目あることがわかった。うち今後の見通しを示すものが12項目、拘束力を持つものが12項目で、経済構造の調整、経済成長モデルの転換などを後押しする。これらの目標は主に、経済構造、科学技術の人材育成、環境資源、国民生活の改善などに重点を置いている。
国内消費市場拡大へ期待
本紙の単独報道では、「十二・五」綱要(草案)で国民の消費率向上が主要目標に掲げられ、全国政協委員では白熱した議論が繰り広げられたのではないかと見ている。消費者に対し長年研究を重ねてきた全国政協委員、中国国際経済交流センターの鄭新立常務副理事長は3日、記者のインタビューに対し「国民の消費率の向上にもっと力を入れていくべきである。今後5年で2,3ポイントの上昇は控えめな予測だ。5年後に50%向上できればベストだ」と述べた。