観光業の発展と環境保護について、チベット自治区のペドマ・ツシンリ代表は「われわれは、優れた環境の確保と、観光業の発展を両立させている。青海チベット鉄道が開通してから、利用客に、環境保護を訴えたハンドブックを配っている。チベットの面積は120万平方キロで、旅行客を600万人受けいれることができる。チベットと同じ状況で、環境が良く保護されている国はないのではないか」と述べた。
このほか、鉄道の開通など、交通輸送ネットが形成されています。また、3Gネットが整備されるなど、県クラスでは光ファイバーが通り、ファックスが使えるようになっている。
今年から始まる新たな五カ年計画の展望について、自治区の共産党委員会の書記を務める張慶黎代表は「経済面で、発展がより速くなり、質も向上し、効果もあがるよう、取り組んでいく。さらに、民生問題が重要な課題となり、住民はより幸せな暮らしを送ることを目指している」とした上で、「2013年までに、すべての農牧民は安全で住みやすい住宅に入居できる」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年3月8日