フォックス氏によると、MPI3に分類された新興市場国の60%は、3年以内に銀行危機に直面するという。中国は昨年6月にMPI3にランクされた。しかし、フォックス氏は「この指標が当てにならないこともある。例えば、スペイン銀行システムに問題が発生したが、そのときは何の警告も発せられなかった」と指摘した。
フィッチによると、新興市場国の融資伸び率が続けて15%を越え、住宅価格の上昇率が5%を越えた場合、銀行システムは圧力に耐えられなくなる。中国の2008年と2009年の融資伸び率は年平均18.6%で、住宅価格も上昇している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月9日