原油と商品価格に影響はあるか?
日本は世界第三の石油輸入国である。大地震により、日本の製油施設が破壊されたため、輸入需要は減少するとみられる。世界の原油価格は11日、大幅に下落し、ニューヨーク市場の原油先物相場は一時1バレル100ドルを下回った。ニューヨーク商品取引所の原油取引担当者は「日本の大地震は原油価格の下落を引き起こしているが、一時的なものである」と述べた。この担当者によると、これまでの経験上、世界で大規模な自然災害が発生した場合、原油価格は一時的に下落するが、すぐに回復する。また、復興作業の過程で原油需要が増加すると、原油価格が上昇していくという。
日本は鉄鉱石の輸入大国でもある。アナリストは、日本国内の多くの鉄鋼工場が休業したことにより、日本の鉄鉱石需要量は一時的に2000万トンほど減少し、価格にも影響が出ると予測した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月14日