黄金時代――550cc法規下の「K-car」
1976年、日本政府は施行20年を経た軽自動車法を改正した。新法規で寸法は、全長3.2m・全幅1.4m・全高2.0m以下に改められ、排気量上限も550ccに引き上げられた。ここに来て、日本のK-carは黄金期を迎える。新モデルがひっきりなしに登場し、技術的な改良も各メーカでなされた。ターボ車まで売り出されたこともあった。これを境に、K-carはもはや低価格・低技術の代名詞でなくなったのである。
代表的な車種、アルト(1979~1984年)
2代目アルト(1984~1988年)