同責任者は、実際の状況はメディアの報道とは違い、「入境時に貨物の放射線が基準値を超えていることを理由に荷降ろしを許されず、引き返した」わけではなかったため、報道は事実と符合しないとしている。
同責任者によると、放射線判定基準は、IAEAの「放射線緊急事態時の評価および対応のための一般的手順(IAEA-TECDOC-1162)」の規定に基づき、バックグラウンド値の3倍をもって汚染の一般基準としているという。今回検出されたγ値はバックグラウンド値の22倍で、判定基準を大きく上回っていたため、貨物に対する相応の処理が必要となった。
「人民網日本語版」2011年3月24日