先週、原油価格がここ数年で最高となり、プラチナ、石炭、鉄鉱石などの原材料価格も軒並み上昇した。しかし、注目すべきは、市場のニーズがそれ相応に増大していないことである。
一部の地域、例えば、中国の鉄鋼製品、自動車などの市場は逆にニーズが縮小している。専門家は、原材料価格の高騰は回復傾向にある経済に深刻な打撃を与えるとの見方を示した。
北京中期公司取引部の胥金剛総経理は、リビア問題が原油価格を上昇させ、それにより石炭価格も上昇したとの見方を示した。
J.Pモルガンの中国市場責任者、ジン・ウルリッヒ氏は、日本の復興作業により鉄鉱石、アルミ、木材など原材料の需要が増大すると見られ、それにより原材料価格が高騰するとの見解を示した。