日本は全世界の電子産業の「米蔵」で、人気電子製品の重要部品はほとんどすべて日本で生産していた。
日本貿易振興委員会の発表した投資情報では、震央に近い岩手県には大規模半導体メーカーが集中しており、それには東芝の電子半導体工場、富士通の半導体やモトローラの日本工場も含まれている。
震災の影響で、現在ソニーは日本の6ヶ所の生産工場を閉鎖している。シャープ、松下、三菱、三洋も主要工場の一部を閉鎖している。
電子業界は震災地にあった半導体業界の影響を最も深刻に受ける業界である。
各社電子製品メーカーは今回の震災による生産高の予想を下方修正していないが、震災により直接生産停止していない企業も慎重に「今のところ」という断りを入れている。
任天堂を例にとると、3月27日に米国でニンテンドウ3DSのリリースを準備している。
任天堂は、「今のところ」、将来的に製品発送も含め企業の経営活動には大きなな影響はないと言っている。
アップルiPad2やその他の人気製品は日本で生産される部品に依存しており、これらの部品の供給不足が今後発生する恐れが出てきている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月29日