ピュー慈善財団は、中国が政策上、最低限のクリーンエネルギー投資目標を定めていたことが、世界一になった大きな要因であるとの見解を示した。ピュー研究センター前顧問でミシガン州の政治家、ジェニファー・グランホルム(Jennifer Granholm)氏も、ある種の理論からすると、中国のクリーンエネルギー分野における急成長は廉価な労働力コストによるものだと考えられるが、実際は、中国の政策が大きな要因となっているとの見方を示した。
報告によると、2010年、クリーンエネルギーによる世界の総発電量は388ギガワット、その内、中国の発電量は25%を越えている。クリーンエネルギーには風力、水力、バイオ、地熱、潮汐などが利用されている。中国がアジア、オセアニアのクリーンエネルギー投資を牽引したことにより、同地域の総投資額は前年同期比33%増の828億ドルとなった。