日産中国、減産の噂を否定
賈新光氏は取材に対し、「日系合弁企業は一部の車種に関して生産停止措置をとる可能性はあるが、人気車種、現地化の進んだモデルに関しては生産を継続する。日本の自動車メーカーは海外市場に優先的に部品を供給し、また、海外での部品生産を拡大する可能性が高いため、海外市場の部品供給不足の危機は緩和される」と述べた。
ホンダ中国広報部長の朱林潔氏は取材に対し、ホンダの合弁企業は部品供給不足の影響を受けていないため、生産停止に踏み切ることはないが、今後の状況によっては減産を実施する可能性は排除できないとの見解を示した。朱林潔氏は、「日本国内にあるホンダの部品工場は4月初めに生産を再開するが、当面は5割程度の生産ペースに留まる。生産は再開されるが、部品の生産率は低いため、合弁企業の部品の在庫状況は今後も影響をうける」と述べた。
日産中国の広報担当である瀋麗氏は取材に対し、日本国内にある日産のいくつかの工場は3月下旬より生産を再開したが、生産量は正常時の5割程度にとどまっていると明らかにした。瀋麗氏は、「東風日産が部品の在庫不足に直面しており、4月より10%の減産を実施する」との噂を否定した。瀋麗氏は、「現在、日産の合弁企業における部品の在庫量はまだ十分に存在する。休日出勤制度が一時的に取り止めとなり、生産ペースは遅くなっているが、日産が中国で減産を実施する計画はなく、生産を停止することはあり得ない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月6日