シノペック、石油製品の輸出を一時ストップ

シノペック、石油製品の輸出を一時ストップ。

タグ:  中国 石油 輸出

発信時間: 2011-04-20 11:36:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国石油化工集団公司(シノペック)は19日、国内の供給を保証するため、香港、マカオを除く他の地域に対する精製油の輸出を一時ストップしたと発表した。

例年通りであれば、第2四半期は石油の需要が増える時期である。北京原油成品油流通行業協会の王順増局長は取材に対し、「気候が暖かくなると、自動車で出かける人も増え、建設工事や工業生産、物流・運輸などの石油需要も増える。4月の精製油消費は全体的に増加する」と述べた。

中国国家発展開発改革委員会が18日に発表したデータによると、中国の3月精製油消費量(国内生産量+純輸入量)は2173万トンで、月ベースでは過去最高を記録、一日平均消費量は前月比13.9%増、前年同期比11.7%増となった。また、精製油の在庫量は今年2月末の時点で過去最高の水準に達していたが、3月に入って徐々に減少し、3月末の時点で、精製油の在庫は昨年同時期とほぼ横ばいの水準にまで落ち込んだ。

シノペックは中国最大の石油精製会社であり、市場の石油供給を支える存在である。シノペック側は18日、「中国市場における資源不足の問題は現在、徐々に顕著になってきており、精製油の供給保障に対する圧力は強まっている。国内市場への供給を確保するために、シノペックは精製油増産の方針を継続するとともに、精製油の輸出の一時停止、ナフサの生産規制などの措置を通して、増産に注力する」と発表した。シノペック本部生産経営管理部の関係者によると、シノペックは4月、生産効率を最大化し、昨年同時期よりも41万トン多い、1054万トンの精製油を生産する計画であるという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月20日

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