国際通貨基金(IMF)がまとめた最新の世界経済見通しによると、中国経済は2016年にアメリカを越えるという。IMFがこのような「予言」を発表するのはこれが初めてとなる。
IMFの予測によると、購買力平価(Purchasing-Power Parities)ベースで、中国の2016年のGDPは19兆ドル、一方、アメリカの2016年のGDPは18兆8000億ドルになるという。1980年、中国経済規模が世界の経済規模に占める割合はわずか2.2%であったが、2000年には7%にまで上昇、現在は14%前後となっている。IMFによると、2016年までに、その数字は18%まで上昇し、その後も上昇傾向は続くという。一方、アメリカ経済が世界の経済規模に占める割合は17.7%まで下落する。
しかし、IMFによると、中国が世界一の経済大国になったとしても、アメリカが世界最大の市場であることには変わりがないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月26日