中国国家発展開発改革委員会はこのほど、新「産業構造調整指導目録(2011年版)」を発表した。2005年版と比べ、奨励類(成長を奨励する産業)として、新エネルギー、都市鉄道交通設備、総合交通輸送など14分野が新たに加えられた。その他、制限類(新規投資を禁止する産業)として民間用爆発物関連分野、淘汰類(淘汰される産業)として、船舶などの分野が新たに加えられた。
2011年版の目録は、2005年版と同じく、奨励類、制限類、淘汰類という3つの分類を設けている。今回、改正の過程で、奨励類は175項目が削除、413項目が新たに加えられた。制限類は削除が70項目、淘汰類に移されたものが12項目、85項目が新たに追加された。淘汰類は削除が157項目、追加は189項目だった。
戦略的新興産業が奨励類の大部分を占めていることは間違いない。
戦略的新興産業の育成・発展を促すべく、設備製造業、自動車業、船舶業の中には、大型設備自動コントロールシステム、高速精密ベアリング、鉄道車両交流牽引伝動システム、新エネルギー自動車コア部品、海洋エンジニアリング用船舶・設備などの項目が加えられた。また、紡績業の「ハイテク繊維および応用」項目では、自主開発技術およびエコ技術をもつバイオ繊維の産業化、高性能繊維およびその製品、産業用繊維の開発と生産を奨励すると明確に記述された。