米国のサイトのオール・シングス・デジタルがこのほど伝えたところによると、米アップル社のスマートフォンiPhoneは発売から数年を経て、現在では中国が米国を抜き、世界で最も急速に成長する市場になったという。アップル社の今年第1四半期(1-3月)の業績報告によると、同期のiPhoneの中国大陸部における販売台数は前年同期比250%増加した。米国市場での同期の増加率は155%だった。中国経済網が伝えた。
アップル社のティム・クック最高執行責任者(COO)は20日行われた業績報告電話会議の席で、「アップル社は今後も引き続き中国市場を重視していく。今年上半期には大中華エリア(大陸部、香港、台湾、澳門(マカオ)を含む)での売上高が50億ドルに達して、前年の約4倍激増すると見込んでいる」と述べた。
米調査会社ストラテジーアナリティクスが21日に発表した報告によると、収入でみればアップル社はすでにノキアに代わって世界最大の携帯電話メーカーになっている。推計によれば、2011年第1四半期にはアップル社のiPhone業務の卸売収入が119億ドルに達して、初めて同期のノキアの携帯電話の卸売収入(94億ドル)を上回ったという。
アップル社とノキアがそれぞれ発表したデータをみると、携帯電話の出荷台数ではノキアが引き続き世界最大手だ。ノキアによると、1-3月の携帯電話出荷台数は前年同期比1%増加して1億850万台に達した。一方、アップル社によると同期のiPhoneの販売台数は1860万台に上ったという。
「人民網日本語版」2011年4月25日