中国工業情報化部は25日、2011年度のレアメタル5種に関する指令性生産計画を発表した。タングステン精鉱、スズ精鉱、アンチモン精鉱、モリブデン精鉱、レアアース酸化物の生産指標は去年より高くなった。
生産計画によれば、タングステン精鉱(WO3:65%)の採掘量は、2010年の8万トンから今年は8万7000トンに、アンチモン精鉱(金属量)は10万トンから10万5000トンに増加した。スズ精鉱(金属量)の今年の生産指標は7万3000トン、モリブデン精鉱(MO:45%)は20万トンとなった。昨年の生産指標はスズ精鉱が6万5000トン、モリブデン精鉱が18万5000トンだった。
レアアース酸化物(REO)の計画生産量は9万3800トンで、2010年の8万9200トンから約5%増えた。レアアース精錬分離上限使用は9万400トンで、2010年の8万6000トンからやや増えた。
計画によると、地方の主管部門は定期的に計画の実施状況を検査し、計画を無視した生産が行われていないかなどを調査する。地方政府は積極的に調査に協力し、違反した企業に対して法的措置を実施する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月27日