中国国際アニメ漫画祭の「見所」となる国内初の漫画オークションが2日、浙江省杭州市で行われた。漫画は芸術の独立した一部門として、このたび商業オークションと手を結び、中国芸術品市場において勇気をもって新たな挑戦に踏み出した。
オークションは4時間にわたって行われ、主催者もびっくりするほどの素晴らしい成果を挙げた。出品作品222点すべてに買い手がつき、成約率は100%、成約額は1180万元となった。多くの作品が落札予想価格の数倍から数十倍の価格で落札された。朱徳庸、黄玉郎、夏達といった現代漫画界の巨匠の作品から新進気鋭の作家の作品まで、いずれも熱狂をもって迎えられた。
かつて「子どものもの」とか「二流」といわれていた漫画は、このたび芸術品の流通市場で好調な成果を挙げた。部外者からみて、このたびの漫画オークションにはバロメーターとしての意義があるという。今回のオークションで拍買師(オークショニア)を務めた上海書法家協会の戴小京秘書長(事務局長)は「漫画のコレクションとオークションとは文化の消費や投資の一つのスタイルとして、ますます注目され、肯定されるようになっている」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年5月4日