香港上海銀行(HSBC)が行った貿易信頼感指数の調査によると、アジアの貿易企業の多くが、人民元は2011年に最もよく使用する三大貿易決済通貨の一つになり、初めて英ポンドを抜き、貿易企業が最もよく使用する第3の通貨になるとの見方を示した。経済観察網が4日伝えた。
同調査によると、香港の貿易企業の57%が6カ月以内に人民元を貿易取引通貨にすると答え、回答者の多くが人民元は今後6カ月以内にアジアの三大通貨の一つになるとの見方を示した。最もよく使用される五大貿易決済通貨のうち、米ドルが引き続き他を引き離して首位に立ち、ユーロ、人民元、英ポンド、日本円がこれに続く。同行大中華エリアの貿易・供給チェーン業務の責任者・劉偉基氏によると、2015年をめどに対中貿易の半数以上で人民元建て決済が行われるようになり、決済規模は約2兆ドルに達することが予測されるという。
「人民網日本語版」2011年5月5日