中国企業はコミュニケーションを強化すべき
米国という成熟した市場に参入する際には、中国企業も自身の問題点を見つけ出し、早急にゲームのルールを理解しなければならない。世界銀行のグリーンウッド副総裁はボアオでのインタビューで、「中国の対米投資における障壁を取り除くためには、コミュニケーション、とりわけ政府が大株主を務める国営企業に対するコミュニケーションの問題を解決することが最も重要である」と指摘した。
「企業は投資国において透明性を維持し、誠意を持って意思疎通を図ることが必要である。華為がよい例で、くじけることなく、社会とコミュニケーションをとり、善意をアピールしていた」グリーンウッド氏はこのように述べた。
米国のゲイリー・ロック商務長官はワシントンで4日、米国は中国からの直接投資を歓迎する。これは米国の雇用創出に有利であり、米国企業にビジネスチャンスを与える」と述べた。
上述の報告によると、中国が他の新興経済国のモデルにならって投資を行った場合、2020までに、中国の直接投資額は世界で1兆ドル以上となり、その投資の大部分が米国を中心とする先進国に集中するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月6日