『中国証券報』
引き締め強化 預金準備率0.5ポイント引き上げ
中国人民銀行(中央銀行)は12日、5月18日より、預金型金融機関の人民元預金準備率を0.5ポイント引き上げる事を発表した。中央銀行の預金準備率の引き上げはこれで年内5回目となり、昨年以来11回目だ。今回の引き上げで商業銀行の資金を約37000億元固定することができる。大型商業銀行の預金準備率は21%となり、過去最高である。
交通銀行の主席経済学者である連平氏は、預金準備率はまだ引き上げる余地があると指摘する。1-4月に比べ、今のインフレ負担は軽減しており、金融政策は順調に進んでいるなか、微妙な調整が行なわれ、年内にあと1回は利上げがあるだろう。
21.8万ha:今年住宅計画供給量過去最高
国土資源部が12日に発表した情報によると、今年、中国の住宅用地計画供給量は21.8万ヘクタールで、過去2年の実際の平均供給量の2倍となる。うち、保障性住宅工事用地と中小型商品住宅用地が78.6%を占め、昨年に比べ2ポイント上昇している。
計画供給される保障性住宅工事用地と中小型商品住宅用地は17.13万ヘクタール、うち保障性住宅工事用地の計画供給量は7.74万ヘクタールで昨年実際に供給された量と比べ、増加幅は138.9%に達する。