中国人民銀行(中央銀行)は12日、5月18日より、預金型金融機関の人民元預金準備率を0.5ポイント引き上げる事を発表した。中央銀行の預金準備率の引き上げはこれで年内5回目となり、昨年以来11回目だ。
今回の引き上げで商業銀行の資金約37000億元を凍結することができる。大手商業銀行の預金準備率は21%となり、過去最高である。
交通銀行の主席経済学者である連平氏は、預金準備率はまだ引き上げる余地があると指摘する。1-4月に比べ、今のインフレ負担は軽減しており、今後金融政策に微調整が行なわれ可能性があるとしつつ、年内にあと1回は利上げがあるだろうと予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月13日