未来のアジアにおける日本と中国の役割

未来のアジアにおける日本と中国の役割。 日中関係に関する研究はたくさん存在するが、ヨーロッパの学者による研究はかなり少ない。パリ政治学院教授のクロード・メイヤー氏は、『アジアのリーダーになるのは中国か日本か』という著書の中で、未来のアジア共同体の中で、中国と日本がどのような役割を担うのかについて解説し、日中両国の強みと弱みを客観的に論じた…

タグ: アジア 日本 中国

発信時間: 2011-05-13 16:30:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日中関係に関する研究はたくさん存在するが、ヨーロッパの学者による研究はかなり少ない。これはおそらく地縁的な問題もかかわっているのだろう。かつて日本の金融界で活躍し、東京大学や慶応大学で教鞭をとった経験のあるパリ政治学院教授のクロード・メイヤー氏は特例といえるだろう。メイヤー教授は世界のビジネスや学界に携わり、グローバルな文化背景をもつ人物である。メイヤー教授のアジア問題に関する論文は常にフランスや世界からの注目を浴びている。今回はメイヤー教授の著書『アジアのリーダーになるのは中国か日本か』を取り上げてみたいと思う。

『アジアのリーダーになるのは中国か日本か』は主に、未来のアジア共同体の中で、中国と日本がどのような役割を担うのかについて解説し、日中両国の強みと弱みを客観的に論じたものである。メイヤー氏は同書の中で、両国の過去30年における成長過程を「龍の覚醒」、「相撲の強靭性」と形容した。

周知の通り、二千年以上に渡る日中交流史において、中国人の「日本観」は「東夷観」から脱却できておらず、一方、日本人の「中国観」には中国の盛衰に伴う明らかな「実用主義」の特徴が現れている。

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