▽消費力の海外流出をくい止めるための「合わせ技」が必要
ある専門家の提案によると、中国人の消費力の海外流出をくい止めるためには、「合わせ技」が必要だという。関税の引き下げ、流通プロセスの簡略化、消費モデルの刷新、市場の監督管理の強化などに着手するだけでなく、「原産国イメージ」の構築に一層の注意を払い、世界トップクラスの中国民族ブランドを育成することが必要だという。
上海財経大学国際工商管理学院の晁鋼令教授によると、現在の消費者の海外ブランドに対する偏向ぶりを改めようとするなら、最も根本的なやり方は民族ブランドを強化することだという。「このためには中国の企業が質の高い製品を生み出し、ハイエンド消費者のブランドに対する認知度を高め、彼らが追い求めるクラス感を満足させるだけでなく、中国政府が『原産国イメージ』を保護することも必要だ。政府は中国が相対的に優位にある産業に、総合的な産業投資を行い、宣伝を強化して、『原産国』としての特徴を備えたブランド群を育成することを考えた方がいい」という。
姚報道官もさきに、外資系企業に対して、特に外資によって運営する企業に対して、販売ルートを確立して経営を行うための良好な環境を創出することが必要との見方を示している。