中国山東省に日本大手企業の農産品基地

中国山東省に日本大手企業の農産品基地。 日本の大手3社が共同で設立した朝日緑源農業公司が5年前に、山東省莱陽市と農地租借契約を結び、中国の農業事業に参入した。これにより、外国企業の投資は、農産物の加工と販売から農地へとシフトすることになった…

タグ: 中国山東省 日本大手企業 農産品基地

発信時間: 2011-05-23 17:00:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

調べによると、莱陽市がこの事業を誘致した目的は、現地の農産物の質を上げるためだという。現在、農地面積は約1500ムーまで拡大しており、700ムーがトウモロコシなど穀物の栽培に、350ムーが酪農事業に、450ムーがイチゴの栽培に使われている。朝日緑源農業公司は約3000ムーにまで農地を拡大しようと計画しているという。

この企業で働く農家によると、自社栽培するトウモロコシ以外に、朝日緑源農業公司は周辺の農家と契約し、トウモロコシを購入しているという。同社は乳牛の飼養に1年あたり約2.2万トンのトウモロコシを必要としており、1ムーあたりの生産量を500キロとして計算すると、4.4万ムーの農地が必要となる。

調べによると、朝日緑源農業公司の資本金は19億円、主に牛乳とイチゴを生産し、青島や上海などの大型スーパーに出荷している。牛乳の価格は1リットル18元、イチゴは1キロ140元以上と高額で、現在、この事業は赤字となっており、同社は毎年220万ドルを追加投資し、赤字を補てんしている。

アサヒビール元会長の瀬戸雄三氏はこれまでに何度も、莱陽市の事業が成功した場合、中国で同じ事業拠点を2、30カ所展開すると述べている。

     1   2   3    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。