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発信時間： 2011-05-27 15:24:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国がユーロ圏諸国の国債を購入しようとしたのは今回が初めてではない。国務院の李克強副総理は今年１月にスペインを訪問した際に、中国政府がスペイン国債を購入したことを明らかにした。そのほか、EFSFのフランケル最高財務責任者（CFO）は、アイルランド救済資金の調達に向けた１月の入札に中国が参加したことを明らかにした。

注目すべきことは、ユーロ債を購入すると同時に、中国がアメリカ国債の保有数を減らしていることである。アメリカ財務省が５月16日発表したデータによると、中国のアメリカ国債保有量は２月末より92億ドル減少し、５カ月連続の減少となった。しかし、中国は依然としてアメリカ国債の最大保有国である。

上海社会科学院世界経済研究所の徐明棋副所長は、「中国がEU救済債を購入することにはリスクを伴うが、それは許容範囲内である。なぜなら、ユーロ圏諸国全体で債券を支持し、EU全体の信用を担保にしているからである」と述べた。徐明棋氏は、中国が保有する外国債の内、ユーロ債が占める比率は決して多くなく、EU債を購入することでリスクが分散できるとしている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2011年5月27日

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