「中日グリーンエキスポ2011」が1日、北京市の北京国家会議センターで開幕した。今回のテーマは「中日が手を携えてグリーンな未来をともに創造する」で、会期は3日間。東日本大震災後初の中日経済界による大規模な実務協力活動であり、両国のグリーン・環境保護産業にとって初めての大規模な提携協力活動となる。出展した日系企業の多くが取材に応える中で、中国グリーン経済の今後の発展に楽観的な見方を示した。
今展示会の展示面積は2万2千平方メートルに上り、中国エリアと日本エリアの2つに大きく分かれる。中国エリアには、グリーン産業やグリーン経済の推進プロセスにおける中国の政策方針、措置、成果が主に展示される。日本エリアには、電子産業、資源・エネルギー分野、大型機械、生産設備、輸送産業、製紙産業、日用品、インフラ設備、金融・サービス業などの各方面における日本の先端技術、優れた製品、先進的理念が展示される。
グリーン経済の発展は現代世界の重要な流れだ。グリーン発展の道を歩み、「資源節約型で環境にやさしい社会」を建設することが、中国の第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)における重要な目標だ。取材で明らかになったことは、今展示会に出展した日系企業はいずれも中国のグリーン経済の今後に期待を寄せており、中国はグリーン経済の発展において優れた産業的基礎と巨大な市場を擁しているとの見方や、中日両国は省エネ・環境保護のさまざまな分野で協力の大きな可能性を備えているとの見方を示したということだ。
今展示会は中日両国の政府や企業界の積極的な反響や支援を得、両国の企業約120社が出展した。キャノン、パナソニック、東芝、ソニー、日立、日暉、旭化成、積水化学、住友化学といった有名企業も多数出展している。中国からは山西省、大連市、蘇州市、済南市などの省・市政府や中日唐山曹妃甸生態工業パークなどが軒並み出展している。